「Popmas's carnivalとわたし」
2026年5月21日
「Popmas's carnivalとわたし」
さて、スキマスイッチのツアーがはじまる。
Popman's carnivalと題されたこのシリーズ、普段のツアーとは少し違う部分がある。
何曲かをCDどおりに演奏せず、アレンジを加える。まあまあのファンの人でもイントロを聞いただけでは何の曲かわからない、なんなら、サビがきても何の曲かわからない(笑)まである。そしてそれを狙っている節もある。
今回でもう3度目である。
ツアー曲の中で数曲をピックアップし、アレンジをする。
たいがい、まず、イントロを変えよう、となる。
曲が始まった瞬間の、古参ファンの方々の「おー、この曲か!」を裏切りたいのである(笑)。何が始まるかわからないワクワクを少しでも長く味わっていただいて、そして歌いだしたり特徴的なフレーズが来て何の曲か分かった時の「ああ、これだったのか!!」の表情が見たいのである。
そして、このpopman's carnivalというのは我々サポートミュージシャン冥利に尽きるツアーで、アレンジの段階から全員でアイデアを出し合ってああでもない、こうでもない、と練り上げていく。そして、個々の演奏者のキャラクターを最高に生かすアレンジになっていく。
「ここで村石さんのドラムをフィーチャーしたらどう?」「タネさんの今のベースのフレーズいいですね」「ここはあえてブラスが休んで浦さんのフィルインにしてみるとか?」等いろいろなアイデアをスキマスイッチの二人のかじ取りで取り入れていく。そして、アレンジの中に「小さな宝物」を隠しておく。(隠れきれないものもあるけど。)
スキマスイッチの二人にも、サポートミュージシャンの面々にも、それぞれ聞いてきた音楽がある。その要素はおのずと滲み出し、「ニヤリポイント」としてアレンジの中に埋められていく。聞いていただいた方で「あ、これはあの曲の?」とか「あのバンドっぽい!」とかいう「小さな宝物」に気付かれたら、ニヤッとしていただきたい。
そういう意味で、ツアー初日というのは特別なステージとなる。お客様の反応が一番大きいと思われるから。スキマチーム一同ワクワクしている。
もちろん、スキマスイッチの曲を熟知している方にもまったく知らない方々にも、我々が全身全霊で演奏している通りのものを受け取っていただいて、ただただライブを楽しんでいただければと思う。
とまあ、偉そうになんだかんだスキマスイッチのライブを代表するようなことを書いていますが、これはすべてライブ初日ステージを数時間後に迎える田中充個人の現在の思いであり、スキマスイッチ公式の見解ではないことを最後に記しておきます。
